十五夜になるとお団子と一緒に飾るススキですが、ススキってどうやって飾るんだろう?本数はどれくらいがいいの?と疑問に思ったので調べてまとめてみました。
その他にもこの記事では
- 十五夜にススキを用意できなかった場合はどうするのか
- ススキ以外に飾る植物にはどんなものがあるか
- ススキを飾る由来
なども一緒にお伝えします。
十五夜のススキの飾り方!本数や花瓶について
結論から言うと、十五夜のススキの本数には特に決まりはありません。
ですが、5本程度用意して花瓶に飾るという方が多いようです。ススキの本数に関してはその土地や家庭によって様々ですし、こうでなければいけないという決まりはないため好きにアレンジして飾っていいでしょう。
飾り方についての注意点としては、ススキは高さがあるので倒れないよう、ある程度高さがあって口が狭い花瓶を用意するといいと思います。
私は普段花を飾るのが好きですが、やはり高さのある植物を飾る時は花瓶の種類を間違えると倒れてしまったり、バラけてしまって美しくないので気を使います。
イメージとしてはこのような花瓶です。
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飾るときのポイントとしては、ススキをすべて同じ高さに切りそろえるのではなく、高低差をつけて生けるとバランスよくなります。
また、口の広いフラワーベースなども今風でおしゃれで素敵ですが、もしそのような容器を選ぶのであれば、ススキが数本だとさみしい印象になってしまうので多めに飾るのがいいかと思います。
ススキはどこにある?売っている場所も
十五夜のお月見に飾るススキですが、気になるのは入手場所ですよね。
私が住んでいるところでは河川の土手沿いなどでよく見かけます。
ススキはイネ科の多年草であり、生息地域も限られているわけではないので比較的全国どこでもあります。
田舎だとお散歩に出かければすぐに入手できるのですが、都心ですとなかなか見つけるのも難しいですよね。
そんな時はスーパーや花屋で購入することもできます。苗など300円程度で売られていることもあるのでそちらを購入して育てるという手段もありますね。
ただ、そこまでするのも面倒だとは思うので購入してしまうのが1番早いかなと思います。
十五夜でススキがない場合はどうする?
十五夜にススキを飾りたいけど、なかなか手に入らない方もいると思います。
そんなときは同じイネ科の植物で雰囲気が似ているパンパスグラスという植物がおすすめです。
ネットではドライフラワーとして販売しています。
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またススキ以外に飾る植物として、秋の七草があります。
秋の七草とはススキ以外に以下の6つがあります。
・ハギ
・キキョウ
・ナデシコ
・クズ
・フジバカマ
・オミナエシ
春の七草はお粥などに入れて食べますが、秋の七草は生けて楽しみます。
ススキだけだとシンプルになりますが、こうした秋の七草を取り入れることでとても鮮やかになりますね。
ススキがない場合はこうした植物を代わりに飾るのも素敵だと思います。
十五夜のススキを飾る由来は?
そもそも十五夜にススキを飾る目的ってなんだろう?と疑問に思ったので由来についても調べてみました。
十五夜のお月見はもともと中国から伝わったものだそうです。
そしてススキは「魔除け」の力があると信じられてきました。
様々な説があるようですが、ススキに神様が降りてくるため一緒に置かれたという説があります。
なので、お月見をしたあと残ったススキは捨てずに水田や庭に差したり、小屋や門に飾ったそうです。
また日本では農作物の収穫期に感謝をする行事であったそうですが、その際稲の収穫が終わっており稲穂がないため代わりにススキを用いたともいわれています。
確かに形が似ていますよね。
まとめ
以上、十五夜のススキの本数など、飾り方についてお伝えしました。
結論をいうと、ススキの本数には決まりはないのでバランスよく生けて楽しみましょう。
またススキを飾る由来についてははじめて知りました。魔除けの代わりだったとは・・・こうした背景を知ると面白いですね。