今回は世界一窮屈な村といわれるケニアのミギンゴ島について調べてみました!
世界一窮屈ってどれくらい小さいの?人口はどれくらい?場所はどこ?生活はどうなってるの??
気になることがたくさんですよね・・・!
世界にはまだまだ不思議な場所があるんだなあ〜と驚いてしまいました。
もくじ
ケニアのミギンゴ島の人口は?世界一窮屈な村の人口密度
アフリカ・ビクトリア湖に浮かぶ小さな島を、ミギンゴ島といいます。
ここは世界一窮屈な村といわれる場所なんです。
なんと1人畳2畳分しかないんだとか・・・え?そんなことありえるんでしょうか?
ネット上で見つけた画像を見てみると・・・
アフリカ・ビクトリア湖に浮かぶミギンゴ島。住民は、無秩序に立ち並ぶトタン造りの家屋に、すし詰め状態で暮らしている。島はウガンダとケニアの国境付近にあり、両国間の緊張の火種となってきた。 https://t.co/HjerLfha1K pic.twitter.com/r4YCNww9vr
— AFPBB News (@afpbbcom) January 19, 2019
https://twitter.com/sho_1012_/status/1116381436943011840
これ、島・・・???
一瞬海に浮かぶ亀の甲羅かと思いました。
地面はごつごつした岩状で、そこにトタン造りの小屋がびっしり埋め尽くされています。
面積約1,800平方メートルのこの小さな島に、なんと人口は1,000人以上住んでいます。
サッカーコート4分の1ほどの大きさにですよ?
人口密度がえげつない!!
2009年の国勢調査では131人という結果だったそうですが、実際にはもっと多くの人が住んでいるんですね。
それにしてもこんな小さな島に1,000人以上も暮らすことってできるんでしょうか?
ケニアのミギンゴ島の場所は?ウガンダとの領土問題
ミギンゴ島までの行き方は、ナイロビから飛行機でケニアの都市・キスムまで行き、そこからミギンゴ島への船が出る港へ移動します。
港から出発して2時間ほどかかるそうです。
ミギンゴ島はアフリカ大陸最大の湖、ビクトリア湖の中に存在しますが、実はビクトリア湖内には複数の国々から国境線が引かれています。
もともとはケニアが領有していたのですが、2000年に入ってからミギンゴ島付近が好漁場であることがわかるとウガンダが領有を主張しはじめました。
正式な書類や地図にはミギンゴ島の中に国境線があり、ケニアの人が漁をするのは違法だというのです。
お互いの国境線に近いことから、お互いに領有権を主張し現在でも解決していないんだとか・・・
※Googleマップではミジンゴ島という表記になっています
こうした問題を目にするたびに、国境ってなんなんだろうなあ〜と思ってしまいます。
もともと誰のものでもないのに、なんだか不思議な話ですよね。
ちなみにミギンゴ島の200メートルほど東に少し大きなウギンゴ島があるのですが、そこにはほとんど人が住んでいないそうです。
ケニア政府での規制で商売が禁止されたため、島の住人が出て行ってしまい、数十人しか残っていないといいます。
ケニアのミギンゴ島の生活は?電子マネーでキャッシュレス化!
超極狭なミギンゴ島の生活はどんな感じなのでしょうか?
この小さな島に、なんと5つのバー、ホテル、美容院、薬局、雑貨店、服屋もそろっているんです!
しっかりと商業施設があるんですね!
電気についてはソーラーパネルと発電機を利用しており、燃料は陸から運んでいるそうです。
朝になると100隻以上の船が集まり、捕獲した魚を競りにかけているそうです。
ミギンゴ島の近くにはナイルパーチという魚がいて、それが高く売れるということに狙いをつけた漁師たちが集まってきたんですね。
ナイルパーチの白身の肉質はクセがなく、食用として需要が高く全世界に輸出され人気があるようです。
https://twitter.com/AandZ_ikimono/status/1239371392992202753
大きな個体では2mにもなるそうで、かなり大きい魚であることがわかりますね。
頭がへこんでて特徴的な姿をしています。
漁業で周辺諸国の2〜3ヶ月分の給料を1週間で稼いでしまうそうなので、ウガンダとの領土問題に発展するのもわかる気がします。
ちなみにこのミギンゴ島、実はキャッシュレス化が実現しており、電子マネーを利用しているというから驚きです。
ケニアでは今爆発的に広まっている電子送金システム「M-PESA(エムペサ)」をつかって、店舗で現金を使わずに支払いができるのです。
す、すごい〜
キャッシュレスが進んでおり暮らすには十分な施設が揃っているようですが、どうしても異世界感が漂いますよね。
実際に自分が住めるかと考えたら・・・ちょっとむずかしいです。汗
ケニアのミギンゴ島・ヴィクトリア湖は危険?
ちなみにミギンゴ島があるヴィクトリア湖は、とても危険と言われています。
年間5,000人もの人が命を落としているそうです。
原因は変化する天候や、海賊に襲われるなどといったことが考えられます。
ですが近年、ミジンゴ島においてはキャッシュレス化が進んでいるため、海賊が襲ったとしても現金を盗むことができないという状況になっているようです。
海賊にとってそんな弊害があるとは・・・!
天候については、ヴィクトリア湖は赤道に近く、水面が浅いということもあって水温が上昇しやすく、嵐が発生しやすいそうなんです。
ミギンゴ島に住む人たちは漁をメインに経済活動を行なっていますから、かなり危険と隣り合わせの生活をしているともいえます。
ケニアのミギンゴ島・まとめ
以上、ケニアのミギンゴ島の人口や場所や生活についてお伝えしました!
実はこのミギンゴ島に、日本人がクーラーボックスの営業をしにきたことがあるそうなんです。
このような僻地にまで商売をしようとした日本人もまたすごいですよね・・・
とにかく世界にはまだまだ不思議な場所がたくさんあるということがわかりました。
引き続きおもしろい場所を見つけたら調べていきたいと思います!