どうもsenです!
スペインのクリスタル洞窟が今年公開され話題となっています。
地中の洞窟にできた結晶を「晶洞」「ジオード」と呼ばれますが、スペインのクリスタル洞窟の結晶はとんでもない大きさなのです。
世界ふしぎ発見でも日本初取材として番組で取り上げられるようですね!
今回はスペインのクリスタル洞窟の場所や、どうやってできたのかということを調べてみました。
スペインのクリスタル洞窟の場所はどこ?
クリスタル洞窟はスペイン南部にあるアルメリア県プルピという町にあるようです。
人口は9000人ほど。小さな町なんですね。
このプルピにある晶洞は1960年代に閉鎖された「ミナリカ」という鉱山の50メートル下で1999年に発見されました。
手付かずのクリスタルが残っていることから長い間封印されていたようですが、2019年8月から公開されています。
メキシコ・チワワ州にも大きなクリスタル洞窟がありますが、そちらが世界最大であり、プルピの洞窟は2番目の大きさなんです。
それでもヨーロッパの中では最大規模のようですし、今年から公開ということもあって観光客も増えるのではないでしょうか?
スペインの新たな新スポット誕生という感じですね。
海外旅行に行く予定のあるかた、ぜひ場所を調べてみてくださいね。正直私はプルピという地名を今の今までまったく知りませんでした・・・笑
いや、みなさんもそうですよね?聞いたことがない!
ですがクリスタル洞窟のような魅力的なスポットがあると気になっちゃいます。謎に包まれている神秘的な光景を一度自分の目で見てみたいですね〜
ちなみにプルピのホテルなどを調べてみると、3つ星ホテルの平均が6000円ほどととってもお安いようです!
スペインのクリスタル洞窟はどうやってできたの?
プルピ晶洞は11立法メートルの卵形空洞のかたちをしており、氷の結晶のような透明度の高い巨大な透石膏で覆われています。
なんと石膏は最長で2メートルを越すものもあるようです。自分の身長よりはるかに大きい結晶が立ち並んでいると思うとすごい迫力ですよね。
洞窟は大きいけれども中央に卵形の空洞があるだけで、実際には人が動ける範囲はほとんどないようです。
アメジスト晶洞をご存知でしょうか?ちょうどあの形を巨大化させたイメージをしてもらうといいかもしれません。
さて、このすばらしいクリスタルの光景はどのようにしてできたのでしょうか?
最新の研究によると、プルピ晶洞は、小さな結晶がより大きな結晶に食べられる「共食い」のような作用と、太古の気候変動とが組み合わさって形成された可能性があるという。スペイン、グラナダ大学のフアン・マヌエル・ガルシア・ルイス氏らのグループが、10月15日付けで学術誌「Geology」に論文を発表した。
と、共食い・・・?
理科系の知識がないと何をいっているのか全くわかりませんよね。
もう少し詳しく話しますと、
結晶は硬石膏の溶解によってできた塩によって成長していったというのです。
オスヴァルド熟成と呼び、小さな粒子が溶解してエネルギー的により大きな粒子に吸収されていくという熱力学的な現象が起こってできました。
う〜ん、やはり素人にはむずかしい・・・笑
環境的に溶解と再結晶化がどんどん促されこのオスヴァルド熟成が進んでいったようです。
ちなみに、プルピ晶洞の結晶がいつ頃からできはじめたかについてはまだ明かになっていません。
研究者によると、地中海の水がこの地から干上がった560万年前より後であることは確実と考えられているようですが、詳しい年代までは特定できていないようです。
6万年前から200万年前の間に結晶形成が起こったのではないかと推測しているようですが、ずいぶんと幅がありますよね。
それだけ謎に包まれた晶洞ということなんでしょう。
まとめ
以上、スペインにあるクリスタル洞窟、プルピ晶洞の場所やどのようにしてできたかについてお伝えしました。
なんだかゲームの世界にありそうな空間ですが、実際に現実にあるのが驚きですよね。あの不思議な光景を自分の目で見てみたいものです。
今年公開されたホットな場所であるので、ぜひスペインを訪れた際には近くを観光に行ってみてくださいね!