こんにちはsenです!
多重人格者のharu(ハル)さんがメディアに出演してSNSなどで話題となっています。
なんとharu(ハル)さんは10人もの多重人格をもちながら生活しています。
一体どんな経歴の方で、人格それぞれどのよな性格・特徴があるのでしょうか?
もくじ
多重人格者haru(ハル)の解離性同一性障害とはどんな病気?
haru(ハル)さんは解離性同一性障害の診断を受けているそうです。
解離性同一性障害とは、解離性障害のひとつです。
解離性障害は本人にとってストレスになり耐えられない状況から心を守ろうとする働きであり、様々な症状があります。
例えば離人症のように自分が自分ではないように感じる症状が起きる人もいれば、健忘を起こしてそのストレスのかかった時期を忘れ、感情や記憶を思い出せないようにしたりと人によって出てくる症状は様々なのです。
実際に私も仕事で解離性障害の学生と接したことがありますが、普段は本当に他の人とほとんど変わらない雰囲気でした。
ですが思い出したくないキーワードをきっかけに症状が現れ、解離性健忘の症状が出てしまい、その間に本人の意思とは異なる行為(ものを燃やしてしまう・壊してしまうなど)をしてしまったというエピソードを聞いたことがあります。
その解離性障害のなかで最も重いとされているのが、解離性同一性障害といわれています。
自分から切り離した感情や記憶が別の人格となって表に現れるんです。
そのためかつては多重人格障害と呼ばれていました。
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もともとは解離という症状は普通の人であっても誰にでもある心の機能なんです。
例えば大切な人をなくしてしまい、ふっと記憶を失ってしまったという程度であればそれは正常の範囲内なんですね。
それが今度はさらに大きな精神的苦痛をうけ、その症状が慢性的に続き自己コントロールができなくなり日常生活に支障をきたすようになると「障害」となってしまいます。
よく誤解されるのが、複数の人格が一人の人間に宿ったというような表現もありますがそうではありません。
どちらかというと、多重人格で出てくる人格それぞれその人の一部分であり、すべて本人なのです。
それがなんらかのきっかけでうまくアイデンティティが統合できなくなり、それぞれが独立した人格のように見えてしまっているのです。
とても複雑ですが、haru(はる)さんにもおそらく10人の人格を持つようになったきっかけがあったのかもしれません。
多重人格者haru(ハル)の経歴プロフィール
気になるharu(ハル)さんの経歴プロフィールを調べてみました。
生年月日 | 1996年生まれ 現在23歳 |
性別 | 男性 元々は女性(性同一性障害) |
学校 | 高校専門学校→通信制大学心理学部 |
職業 | 放課後デイサービス保育士 塾講師 システムエンジニア |
解離性同一性障害 性同一性障害 ADHD |
本名は非公開となっており、わかりませんでしたが現在23歳で
性同一性障害も抱えており、女性から男性に変わっているようです。
子どもの頃はエンジニアの両親、祖父母と生活していたようです。
両親は小2の時に離婚し、それ以降祖父母とともに母の実家で暮らすようになったそうですが、
父親は小6のときに亡くなっています。
幼少期のころからすでに頭の中で声がするようになったようで、3歳の頃から別人格の1人がすでに生まれていたようです。
いたずらをしようとすると「それはだめだよ」と止める声が聞こえたり、
中学になると受けた覚えのないテストで100点をとったり。
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同時に性同一性障害にも悩むようになり、生きづらさを感じていたようです。
そしてだんだんと日常の記憶も曖昧になることが増えるようになり、高専の担任の先生に勧められて病院を受診しました。
そこで解離性同一性障害と診断されたようです。
性同一性障害をかかえていることもとても複雑な心境で過ごすことが多かったと思います。
今は昔よりも理解があるかもしれませんが、それでもそう簡単に自分のことを受け入れられるものではありません。
とても苦しかったのではないでしょうか。
そして主人格の他に増えていく別の自分。
想像できないほどの心の葛藤があったと思います。
多重人格者haru(ハル)の交代人格10人とは?性格・特徴
haru(ハル)さんの交代人格10人の年齢や性格、特徴はそれぞれ次のとおりです。
洋祐:「僕」と同い年で、交代人格のまとめ役。
結衣:16歳。交代人格の中で唯一の女性。体の性別に沿わせようと頑張った時期、彼女を生み出すことで女性として生きようとしたのではと考えられる。
悠:男性でも女性でもない。鬱病で不登校になった時に形成されたと思われる。知らない間にリスカさせられた。
はると:6歳。詳細は不明。
悟:13歳。中学に入学し、一生けん命適応しようと思っていた頃の人格。
圭一:25歳。学生時代、テストを代わりに受けて成績を維持していた存在。賢い。
航介:17歳。高専でロボットを作っていた時期にいたのではと推測される。
付(つき):気がついたときにいた。深夜に家を飛び出したりしていた頃の人格。
圭吾:19歳。他の人格から聞くところによると、変な人に絡まれるなど危ない局面で、まとめ役の洋祐が意図的に出せる唯一の人格。彼以外の人格はあっけにとられているが、圭吾は逃げたり振り払うことができる。「僕」が19歳の頃と関係しているかも知れないが、その時何があったか思い出せない。
灯真:年齢がなく、いつからいたか不明。真剣な雰囲気が苦手な「僕」の代わりに、彼が全部肩代わりしている。
引用:yahooニュース
いずれもharu(ハル)さん自身が説明している内容です。
人格が交代された際は明確に名乗らないようなのですが、声がはっきりとわかれているようで本人には認識できているようです。
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またharu(ハル)さんは次のようにも述べています。
「脳内で交代人格の会議が行われていて、『僕』は決定するだけの存在。今こうやって話していることも、会議で決められたことをしゃべってる感覚です」
彼らの声は耳ではっきりと聞こえてくるわけではなく、ラジオやCMなどの曲が頭から離れない・・・そんなような感覚に似ているそうです。
すごいと思ったのは、交代人格10人すべて表にたとうとしているわけではなく、あくまでもharu(ハル)さんをサポートする側にたっているということです。
それぞれが得意分野を分担し、テストの時は得意な圭一が、仕事のときにはできる人格がといったように様々な場面で意思関係なく出現するとのこと。
本当にharu(ハル)さんを守るために生まれてきた必要な人格といっていいかもしれないですね。
人格どうしがケンカしてしまうこともあるそうで、そういったことに対応していくのも大変そうですが・・・
うまいことharu(ハル)さんは今の現状を受け入れて自分らしく生きようという前向きな様子もみられました。
多重人格者haru(ハル)さんのTwitter@メンタルなんにんもいる人
現在haru(ハル)さんはTwitterで日常を発信しています。
それぞれの人格の発言や行動をみることができます。
満員電車の日比谷線、後続の電車はガラガラ。目的地まで揺られる中、どうにも眠気が襲う午前10時。乗り換え先は遅延とのことで、早めに家を出たのは悪足掻きだったかもしれない。
16歳女子「最近の服がマシになってる、嘘でしょ」
25歳男性「やればできる子」
13歳男子「寒い」
年齢未定義男子「暑い」— haru@メンタルなんにんもいる人 (@hr_3200) November 20, 2019
「埃つきすぎだろ!」とキレてる25歳男性。爆笑する16歳女子。時間潰しに行ったゲーセンで自己ベストを出してテンションの上がる僕。maimai用の手袋とイヤホンが欲しい年齢未定義男子。ドンキホーテに吸い込まれる17歳男子。暖かな陽射し。暑すぎる日差し。待ち合わせの新宿駅。本日も晴天なり。
— haru@メンタルなんにんもいる人 (@hr_3200) November 19, 2019
「困ってることはなんですか」。そう聞かれ、言葉に詰まった僕がいた。記憶がなくなることも、生まれてきた性別が違うことも、僕にとっては当たり前だった。途切れる日常が普通の世界で、身体を見るのが苦痛の世界で、僕は生きてきた。僕には連続した時間がない。だけど、僕にはたくさんの味方がいる。
— haru@メンタルなんにんもいる人 (@hr_3200) November 16, 2019
この「@メンタルなんにんもいる人」という肩書の名前は、「レンタルなんもしない人」に影響を受けたようですね。
一度お会いして、1時間の会話を楽しんだ後に「レンタルなんもしない人」が内容をツイートしてくれたおかげでフォロワーさんが増えたといいます。
haru(ハル)さん自身はどんな会話だったかは覚えていないようです。
まとめ
多重人格者haru(ハル)さんの経歴や交代人格10人についてまとめてみました。
様々な状況で生きづらさを感じながらももがいてどうにかしていこうと生きている人がいる。
haru(ハル)さんの前向きな姿勢にとても刺激を受けました。
これからの活躍に期待しています!